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5.1chサラウンド放送

5.1chサラウンド放送

~放送のデジタル化~

2011年に向けて

BSやCSのデジタル衛星放送に加えて地上デジタルテレビ放送と 地上デジタルラジオ放送(実用化試験放送)が始まり、2011年の デジタル移行年に向けての整備が進んでいます。

5.1chサラウンド放送

デ ジタルテレビ放送には標準画質(SDTV)とハイビジョン画質(HDTV)の番組がありますが、 ハイビジョン番組を中心に5.1 ch(チャンネル)サラウンド音声の番組が充実中で、 映画、ドラマ、音楽、スポーツ、ドキュメンタリー番組などのサラウンド・サウンド放送が楽しめます。

放送のサラウンド音声方式

デジタル放送の5.1chサラウンド音声方式にはMPEG-2 AAC(Advanced Audio Coding)圧縮方式が用いられており、 前方3本、後方2本にサブウーファーを加えた6本のスピーカーで再生するのが基本です。

~各デジタル放送の状況~

(地上デジタルテレビ放送)
新しいサービス

現 在の地上アナログテレビ放送は1953年2月に開始されましたが、これに替わるのが2003年12月より関東 ・中京・近畿の三大広域圏の一部で放送が開始された地上デジタル放送です。映像や音声の信号を圧縮し て一度に多くの情報を送ることができるデジタルの特長を生かして、地上デジタル放送ではハイビジョン の高画質・高音質放送、データ放送や、双方向番組、電子番組ガイド(EPG:Electronic Programming Guide) など様々なサービスがあります。

お住まい地域での地上デジタル放送のサービス状況や受信方法については(社)地上デジタル放送推進協 会(http://www.d-pa.org/)やNHKデジタル(http://www.nhk.or.jp/digital/)のホームページをご覧ください。

アナアナ変更

地 上デジタルテレビ放送の実施は段階的に進められ、2011年7月24日には地上デジタルテレビ放送に完全移行し、現在の地上アナログテレビ放送の終了が予 定されています。地上デジタル放送を実現するために、現在のアナログ放送のチャンネルを一部変更しデジタル放送用のチャンネルを確保する必要があります。 このチャンネル変更に伴う対策がアナログ周波数変更対策(アナアナ変更)です。 お住まい地域でのアナアナ変更の詳細については(社)電波産業会のホームページ(http://www.arib.or.jp/anahen/index.html)をご覧ください。

(衛星デジタル放送)
BSアナログ放送

衛星によるBSアナログ放送は1989年6月より開始されました。テレビ放送としては NHKのBS-1、BS-2、アナログハイビジョン(BS-9ch)、WOWOWです。
BSアナログ放送は2011年までに、アナログハイビジョン放送は2007年に終了します。

BSデジタル放送

BSアナログ放送に替わるBSデジタル放送は2000年12月より開始されました。
主なテレビ放送としては、デジタルハイビジョン放送のNHK BS-hi、BS日テレ、BS朝日、 BS-i、BSジャパン、BSフジ、デジタルWOWOW、標準テレビ放送のNHK BS-1、BS-2、スターチャンネルです。
また、BSデジタル放送ではテレビ放送以外に、ラジオ放送、データ放送サービスがあります。
詳細は(社)BSデジタル放送推進協会のホームページをご覧ください。
http://www.bpa.or.jp/

110度CSデジタル放送

衛 星による110度CSデジタル放送は2002年3月に開始されました。テレビ放送の他にデータ放送サービスもあります。多くの番組があり、有料放送が含ま れ希望に応じて契約して視聴します。受信用のアンテナにはBSデジタル放送と110度CSデジタル放送の両方の放送波を受信可能なBS・110度CSデジ タル放送受信アンテナがあります。 サラウンド音声の番組もありますので、詳細はSKY PerfecTV!110及びWOWOWデジタルプラスのホームページや番組案内等をご覧ください。
http://www.skyperfectv110.jp/
(http://www.wowow.co.jp/wdp/index.html)

モバイル放送

BS やCS放送はKuバンド(11~14GHz)を用いた衛星放送ですが、Sバンドの2.6GHzを用い、カーAVなどの移動体受信に強い衛星デジタル放送が モバイル放送(モバHO)です。映像の圧縮方式はMPEG-4、音声はMPEG-2 AAC方式が用いられ、現在映像8チャンネル、音楽/音声30チャンネルの番組が放送されています。詳細はホームページをご覧下さい。
http://www.mobaho.com/

(地上デジタルラジオ放送)
地上デジタルラジオ放送

地 上デジタル音声放送(デジタルラジオ)は現行のアナログラジオ放送とは別の、 音楽など高品質音声に加えて、文字・写真などの静止画・簡易動画を含むデータ放送に より多彩なサービスが提供できる新しい放送です。デジタルラジオはノイズの影響を受けにくく、 屋内での受信はもとより、カーラジオなどの車載受信機やポケットタイプなどの携帯受信機でも クリアーな受信が期待できます。

実用化試験放送

デジタルラジオの実用化試験放送は、 2003 年10 月10 日、現在のテレビ放送用VHFの 第7チャンネル帯を利用して(社)デジタルラジオ推進協会(DRP)によって開始されました。
DRP は、NHK 、東京・大阪の民放ラジオ局、デジタルラジオへの新規参入事業者などが共同で設立した団体で、 この協会がデジタルラジオの実用化試験放送の免許を受けました。
DRP の行う放送において、NHK は東京、大阪で、それぞれ1セグメントを(財)道路交通情報通信 システムセンター(VICS)と共同で使用してサービスを提供しています。
現在の中波ラジオ放送(AM) や FM 放送は2011年以降も引き続き放送を行うことになっています。
詳細は(社)デジタルラジオ推進協会のホームページをご覧ください。
http://www.d-radio.jp/

~限定受信とコピー制御~

放送番組の著作権保護

デジタル放送では高画質・高音質での再生が可能で、録画・録音やダビングを繰り返しても 画質・音質がほとんど劣化しません。
録画した番組を個人で楽しむ限りは問題ありませんが、不正にダビングしたテープを配布するとか インターネットで送信すれば番組の制作者や出演者などの権利を侵害します。
そこで地上・BS・CSデジタルテレビ放送局ではデジタル放送番組の著作権を保護するために 2004年4月5日からB-CAS(ビーキャス)カードの機能を利用した放送番組の暗号化による 「限定受信方式」及び1回だけ記録可能の「コピー制御方式」を導入しました。

限定受信方式

B-CAS カードは有料放送の番組視聴課金や、無料放送も含めた信号の暗号化を解くための鍵として 受信機に挿入する必要があります。
B-CASとは、(株)ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズの略称です。
B-CASカードがこの会社によって管理されているためこのように呼ばれています。
デジタルテレビやレコーダーに添付されているB-CASカードを挿入してテレビ放送を受信します。

コピー制御方式

コピー制御信号には、「制約条件なしにコピー可能(いわゆるコピー自由)」 「1世代のみコピー可能(いわゆる1回だけコピー可能)」「コピー禁止」の3種類があります。
地上・BSデジタルテレビ放送番組では原則として「1回だけ記録可能」の信号を放送波に付加します。
すなわち、コピー制御に対応したレコーダーと記録メディア(CPRM対応)の組み合わせで1回に限り記録 できるコピーワンス方式です。
「コピーワンス」という言葉は「1回だけ記録可能」と同じ意味で使われています。
この信号とともにデジタルで記録したものを他のデジタルレコーダーへダビングすることはできません。
ムーブ(移動)機能がついている機器では、ハードディスクに記録した「1回だけ記録可能」の番組を他の レコーダーに移動できますが、元のハードディスクの番組は消去されます。
なお、現在の「コピーワンス」方式はユーザーの利便を配慮する方向で見直される可能性があります。

デジタル放送信号の仕組み

限定受信やコピー制御用の情報は制御情報として下図のように多重化され送信されます。

限定受信とコピー制御の関連機関からのお知らせは次のホームページをご覧下さい。 JEITA http://home.jeita.or.jp/dha/TDBQ&A/analog-digital_pamphlet.pdf
BPA  http://www.bpa.or.jp/copy_control/index.html
D-PA  http://www.d-pa.org/copyctr/index.html

~サラウンド再生~

サラウンド音声の再生には

デ ジタル放送の5.1chサラウンド音声を再生するには、デジタルチューナー、 デジタル音声出力を復調するAAC(アドバンスド・オーディオ・コーディング)デコーダーと、 低音効果用(LFE)チャンネルを含めた6チャンネル再生アンプ(AVアンプ)、ならびに前方の 左・中央・右(L,C,R)と後方の左・右(LS,RS)のスピーカー、およびサブウーファーを用意することが基本です。

再生の手順

再生の手順は次の通りです。
①デジタル放送チャンネルを受信する。→
②音声信号をAACデコーダーで復調する。→
③5.1チャンネルの音声信号を増幅する。→
④6本のスピーカーを駆動する。
デジタルチューナーとディスプレィが一体になったのがデジタルテレビです。
AACデコーダーがテレビ側かAVアンプ側に内蔵されている必要があります。
レコーダーがチューナー機能を内蔵している場合は、レコーダーにアンテナとディスプレィを接続します。
この場合はレコーダーにB-CASカードを挿入します。

サラウンド再生のひろがり

すでにDVDビデオやDVDオーディオ、あるいはSACDを5.1チャンネル等の サラウンド再生ができるシステムをお持ちの方は、AACデコーダー内蔵のデジタル チューナーまたはデジタルテレビを組み合わせて5.1chサラウンド放送をお楽しみ下さい。
一方、5.1chサラウンド放送をお楽しみの方は、DVDビデオやDVDオーディオ、あるいはSACD等の パッケージメディアで提供されるサラウンド作品を楽しんで下さい。
音楽・映画・スポーツ等のサラウンド再生の楽しみは本ホームページの「サラウンドとコンテンツ」もご覧下さい。

~デジタル放送の録画・録音~

デジタル放送のコピー制御

デジタル信号で記録(録画・録音)しますとダビングを繰り返しても画質、音質が劣化することがないので、 不正ダビングが行われる等、著作権の侵害が起こる可能性があります。
著作権侵害の横行により魅力的な番組が放映されなくなる懸念があり、魅力的な番組が楽しめる環境を守るために、 BS・地上デジタルテレビ放送には原則として現在は1回だけ記録可能なコピー制御信号が加えられるようになっています。

CPRM

コピー制御には「CPRM」という仕組みが使われています。
「CPRM」とは「Content Protection for Recordable Media」の頭文字で、記録メディア用の著作権保護機能のことです。
CPRM対応メディアには、1枚ずつ異なる固有の「ID」が記録されています。
メディアに記録した番組データは、このIDを使って暗号化して記録し、再生時に同じIDで元のデータを復元します。
番組データを別のDVDメディアにコピーしても復号化のためのIDが一致しないので再生できずコピーを防ぐ仕組みです。

デジタル放送の記録

「1回だけ記録可能」のデジタル放送を記録した場合、他のデジタルレコーダーにダビング(複製)できません。
VHSなどアナログレコーダーでの記録や、アナログ放送の記録は自由にできます。
(一部のデジタルレコーダーでは、アナログレコーダーへのダビングができないことがあります。)
ムーブ(移動)機能がついているレコーダーを使用すれば、記録された番組を他の記録メディアに移動することができますが、元の記録メディアの番組は消去されます。

DVDレコーダーでの記録

VD-RWやDVD-Rでデジタル放送を録画する場合は、レコーダーの録画フォーマットは「VRモード」を選択します。
DVD-RAMはVRモードのみ対応なので選択の必要はありません。
(CPRM対応のDVD-Rディスクによる記録には対応した専用のレコーダーが必要です。 DVD-R対応と表示されたレコーダーでも機種によってはCPRM対応のDVD-Rディスクを 使用できない場合があります。)
現在、DVD+R/+RWはCPRMに対応していません。
ハイビジョン放送をDVDに録画した場合、映像の画質はDVD画質にはなりますが、 地上アナログ放送を録画したものと比較するとより高画質です。

サラウンドサウンドの記録

デジタル放送のハイビジョン映像とサラウンド音声の記録にはハイビジョン記録機能をもつハードディスクレコーダー、 DTCPやHDMI対応のD-VHS、ブルーレイ(Blu-ray)ディスクレコーダーを用います。
記録されたメディアを取り出して保存するにはD-VHSテープかブルーレイ(Blu-ray)ディスクということになります。
ハードディスクレコーダーは、ハイビジョン記録ができる機能をもつ機種と、その機能を有しない機種があります。
ハイビジョン録画機能を有さないハードディスクレコーダーで録画した場合は標準画質となります。

DTCPとHDMI

DTCP (Digital Transmission Content Protection)とはIEEE 1394(i.LINK) を用いて接続された機器間で用いられる 不正コピーの防止技術でデジタル放送記録にも対応しています。
HDMI (High-Definition Multimedia Interface)はハイビジョン映像とサラウンドサウンドが1つのコネクタで接続でき、 HDCP(High-Bandwidth Digital Content Protection)と呼ばれるコピー保護機能が装備されています。

レコーダーと記録メディアの選定

以 上のように、デジタル放送の番組記録には各種のメディアとレコーダーが存在し、それぞれの組み合わせによって 機能が異なりますので、特にハイビジョン画質とサラウンドサラウンドを記録して保存する場合はご希望にそうか どうかについてメーカー、販売店等でご確認ください。
(社)電子情報技術産業協会のホームページでも説明がご覧いただけます。
(http://home.jeita.or.jp/dha/TDBQ&A/analog-digital_pamphlet.pdf)



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